フリーランスエンジニアの手取り早見表|単価40〜120万円の月額手取りを試算【2026年】
フリーランスエンジニアの単価別の手取り早見表です。単価60万円なら手取り月約38.5万円など、単価40〜120万円について、年商から税金・社会保険料を差し引いた手取り額を、計算前提を明示したうえで試算しています。手取りを増やす3つのレバーも解説します。
単価別 手取り早見表(月額換算)
下表は、2026年分の税制と2026年度の社会保険料をもとにした当サイトの試算です。試算条件(世田谷区在住・単身・40歳未満・青色申告など)は表の下に記載しています。同じ単価でも経費・家族構成・お住まいの自治体で金額が変わるため、目安としてご覧ください。
| 月単価 | 年商 | 手取り(年) | 手取り(月換算) | 額面比 |
|---|---|---|---|---|
| 40万円 | 480万円 | 約328万円 | 約27.3万円 | 68% |
| 50万円 | 600万円 | 約401万円 | 約33.4万円 | 67% |
| 60万円 | 720万円 | 約462万円 | 約38.5万円 | 64% |
| 70万円 | 840万円 | 約525万円 | 約43.8万円 | 63% |
| 80万円 | 960万円 | 約589万円 | 約49.1万円 | 61% |
| 90万円 | 1,080万円 | 約653万円 | 約54.4万円 | 60% |
| 100万円 | 1,200万円 | 約721万円 | 約60.1万円 | 60% |
| 110万円 | 1,320万円 | 約789万円 | 約65.7万円 | 60% |
| 120万円 | 1,440万円 | 約847万円 | 約70.6万円 | 59% |
※ 試算条件と計算方法(2026年10月17日に各公式サイトで確認した値を使用): ①売上=月単価×12か月、経費は売上の10%+前年分の個人事業税(前年も同じ所得と仮定)。事業所得=売上−経費−青色申告特別控除65万円(電子帳簿保存等の要件を満たす場合)。②国民年金保険料 月17,920円(2026年度)。③国民健康保険料は世田谷区の2026年度料率で計算:(事業所得−43万円)×(医療分7.51%+後期高齢者支援金分2.80%+子ども・子育て支援金分0.27%)+均等割(47,600円+17,600円+1,873円)、各区分の限度額(67万円・26万円・3万円)を適用。40歳未満のため介護分は含みません。国保料は前年の所得で決まるため、前年も同じ所得と仮定しています。④所得税=(事業所得−社会保険料控除−基礎控除)×累進税率×1.021(復興特別所得税)。基礎控除は2026年分の金額(合計所得金額489万円以下104万円、489万円超655万円以下67万円、655万円超2,350万円以下62万円)。⑤住民税=(事業所得−社会保険料控除−43万円)×10%−調整控除2,500円+均等割5,000円(都民税1,000円・区民税3,000円・森林環境税1,000円)。⑥個人事業税=(青色申告特別控除前の所得−事業主控除290万円)×5%(業種が法定業種の第1種事業等に該当し、税率5%の場合)。⑦手取り=売上−経費(10%分)−国民年金−国保料−所得税−住民税−個人事業税。消費税(インボイス登録者の納税)、扶養控除・iDeCo・小規模企業共済などは含みません。
- 出典:国税庁 No.1199 基礎控除(2026年10月17日確認)
- 出典:国税庁 No.2260 所得税の税率(2026年10月17日確認)
- 出典:国税庁 No.2072 青色申告特別控除(2026年10月17日確認)
- 出典:日本年金機構「国民年金保険料」(2026年10月17日確認)
- 出典:世田谷区「保険料の計算方法」(国民健康保険)(2026年10月17日確認)
- 出典:東京都主税局「個人住民税」(2026年10月17日確認)
- 出典:東京都主税局「個人事業税」(2026年10月17日確認)
会社員の年収と比べるときの注意
「単価60万円=年商720万円」を会社員の年収720万円と同じ感覚で比べるのは誤りです。会社員は社会保険料の半分を会社が負担し、賞与・退職金・有給がある一方、フリーランスは全額自己負担+保障なしです。会社員の年収と比べる場合は、会社員の手取り額と上の表の手取り額を比べるのが確実です。
手取りを増やす3つのレバー
①課税所得を圧縮する: 小規模企業共済(掛金全額所得控除・月最大7万円)とiDeCoは、フリーランスの二大控除です。両方満額なら年150万円超の所得控除になり、上表より手取りが大きく改善します。 ②消費税の設計: 2割特例は2026年9月30日を含む課税期間で終了します。インボイス登録によって課税事業者となった個人事業者は、要件を満たせば2027・2028年分に3割特例を選択できます。簡易課税(ITサービス業はみなし仕入率50%)へ移る場合は、2割特例・3割特例の翌課税期間であれば、その課税期間の申告期限までの届出で適用できます(国税庁「令和8年度税制改正特集」)。 ③経費の適正化: 自宅按分(家賃・通信費)・書籍・機材は適正に計上します。ただし過大な計上は税務上のリスクとなるため、判断に迷う場合は税理士か税務署にご相談ください。
手取りから逆算する単価目標の立て方
「会社員時代の手取り月35万円を維持したい」なら、上表から単価60万円前後が最低ラインとわかります。ここに①案件の空白期間(年1〜2ヶ月は見込む)、②国保・年金の前納資金、③納税資金(年商の15〜25%を納税用口座に隔離)を織り込むと、実際の目標単価は+10〜15万円が安全圏です。単価の上げ方は単価交渉の例文集・交渉術のページを参考にしてください。
関連ガイド
実践チェックリスト
- 1手取りは概ね額面の59〜68%(単価が上がるほど税率が上がり比率は下がる)
- 2会社員年収との比較は「年商×0.75〜0.8」ではなく手取り額で行う
- 3小規模企業共済+iDeCoで課税所得を大きく圧縮できる
- 4納税資金は年商の15〜25%を別口座に隔離しておく
- 5インボイスの2割特例は2026年分で終了し、要件を満たす個人事業者は2027・2028年分に3割特例を選択できる
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よくある質問
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この早見表に消費税は含まれていますか?+
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