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単価交渉のメール例文集|フリーランスエンジニアがそのまま使える文面とNG例

フリーランスエンジニアの単価交渉で使えるメール例文をシーン別に掲載。契約更新時の増額打診、スキル追加時、他社オファーを根拠にする場合、断られた後の返信、SES・派遣での注意点、送ってはいけないNG文面まで解説します。

例文を使う前に:交渉の3原則

例文はあくまで骨格です。送る前に①根拠(実績・追加スキル・市場相場)を1つ以上入れる、②金額は「希望額」を明確に書く(「上げてほしい」だけでは動かない)、③期限と代替案(現条件での継続可否)を自分の中で決めておく——の3点を確認してください。相場の根拠には当サイトの単価相場レポート(言語・職種別の公開データ集計)が使えます。

例文①:契約更新時の増額打診(基本形)

件名:次回契約更新の条件について(○○案件) ○○様 お世話になっております。○○です。 ○月末の契約更新にあたり、単価条件についてご相談させてください。 参画から○ヶ月で、当初想定の□□に加えて△△(例:レビュー対応、障害対応の一次受け、新規メンバーのオンボーディング)を継続的に担当しております。 つきましては、次回更新時に現行の○○万円から○○万円への改定をご検討いただけないでしょうか。 条件面のご相談が難しい場合も、現行条件での継続を前提に調整いたしますので、まずは担当領域の整理も含めてお打ち合わせの機会をいただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。

ポイント: 増額根拠=「契約時に想定されていなかった業務」を具体的に列挙する。脅しではなく「継続前提」を明示すると通りやすくなります。

例文②:スキル・資格を追加したとき

件名:担当範囲と契約条件のご相談 ○○様 お世話になっております。○○です。 本件と直接関わる領域として、○月に△△(例:AWS認定資格の取得、Kubernetes環境の構築経験)を習得し、現在は□□の業務にも活用しております。 担当範囲が広がっていることを踏まえ、次回更新のタイミングで単価の見直し(○○万円→○○万円)をご相談できないでしょうか。 詳細な実績は skill sheet を更新のうえお送りします。 ご検討のほどよろしくお願いいたします。

ポイント: 「取得した」だけでなく「実務で使っている」ことを必ずセットで書く。

例文③:他社オファーを根拠にする場合(取り扱い注意)

件名:今後の契約について(ご相談) ○○様 お世話になっております。○○です。 率直にご相談させてください。現在、他社エージェント経由で月額○○万円の案件のご提案をいただいております。 現在の案件にはやりがいを感じており、可能であれば継続したいと考えています。つきましては、単価を○○万円へ見直していただくことは可能でしょうか。 難しい場合は現契約の満了をもって離任する形も含めて検討しておりますが、まずは正直に状況をお伝えしたく、ご連絡いたしました。 ご検討のほどよろしくお願いいたします。

注意: 実在しないオファーをでっち上げるのは信頼を失う最悪手です。実際のオファーがある場合のみ使い、離任の可能性に言及する以上「本当に離任できる状態」で送ってください。

例文④:断られた後の返信(関係を壊さない)

件名:Re: 単価条件について ○○様 ご検討いただきありがとうございました。事情は承知いたしました。 現行条件で引き続き尽力いたします。 一点だけ、今後の目安として「どのような成果・担当範囲があれば見直しの俎上に載るか」をご教示いただけると、私としても動きやすくなります。 次回更新の際に、改めてご相談させてください。 引き続きよろしくお願いいたします。

ポイント: 断られた直後の返信で「次回の基準」を聞き出すのが最重要。次の交渉の根拠づくりが始まります。

SES・派遣で働いている場合の注意

SES(準委任で自社所属)の場合、交渉相手は現場のクライアントではなく自社の営業です。現場評価を営業に伝えてもらう働きかけ(現場リーダーからの評価コメント依頼など)が有効です。派遣契約の場合、単価(派遣料金)と時給の改定は派遣元との交渉になり、労働者派遣法に基づくマージン率等の情報提供を派遣元に求めることもできます。フリーランス(業務委託)とは交渉の構造が異なる点に注意してください。

送ってはいけないNG文面

①「生活が苦しいので上げてください」(発注側に関係のない理由) ②「○○さんより自分の方が働いているのに」(他人との比較) ③「上げてくれないなら明日から行きません」(脅迫・契約違反リスク) ④根拠も希望額もない「単価アップをお願いします」(判断材料がなく保留される) ⑤更新当日の打診(調整時間がなく現状維持で確定しがち。1〜1.5ヶ月前に送るのが基本です)

実践チェックリスト

  • 1打診は契約更新の1〜1.5ヶ月前。当日打診は現状維持で終わる
  • 2根拠(追加業務・スキル・市場相場)と希望額を必ず数字で書く
  • 3実在しない他社オファーをでっち上げない
  • 4断られたら「次回見直しの基準」を聞き出して次に備える
  • 5市場相場の根拠には単価相場レポート(言語・職種別の公開データ)を使う

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よくある質問

単価交渉のメールは誰に送ればいいですか?+
エージェント経由の案件ならエージェントの担当者宛です。クライアントに直接交渉するとエージェントとの契約に抵触する場合があります。SESなら自社営業、派遣なら派遣元が窓口です。
どのくらいの増額幅が現実的ですか?+
実務では月3〜5万円刻みの打診が最も通りやすいとされます。大幅増(10万円以上)を狙う場合は、担当範囲の明確な拡大か、他社オファーなど強い根拠が必要です。
メールと口頭どちらがいいですか?+
打診はメール(記録が残り、相手が社内調整に使える)、詳細のすり合わせは打ち合わせ、が基本形です。口頭だけの合意は条件が曖昧になりがちなので、最後は必ず書面・メールで確認してください。

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